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夫が精神疾患で失職 #2 〜今思えば昔から強迫性障害?

夫が精神疾患で失職 健康に投資

夫が精神疾患で失職 した経緯については前回の記事をご参照ください。

若い頃の夫は前向きで、上昇志向「家族を自分が守る」という気概・責任感に溢れていました。

そんな責任感の強さを頼もしく思って結婚した部分が大きかったので、まさかこのような未来が待っているとは思ってもみませんでした。

夫の症状がようやくある程度は落ち着いてきた今、「若い頃、夫に将来精神疾患を患う予兆はあっただろうか?」と考えることがよくあります。

結論から言えば、予兆は「これでもか」というくらいたくさんありました

今回は、予兆の一つ、夫の強迫性傾向についてまとめます。

強迫性障害とは

強迫性障害を持つ人の特徴として、主に以下が挙げられるようです(引用元:スマイルクリニック イムス東京)。

  • 几帳面、神経質、こだわりが強い
  • 物事に対してネガティブな感情を持ちやすい
  • 日常生活で感じる不満が多く、ストレス解消が苦手

これが若い時の夫によく当てはまるのです。

精神科を受診しなかったから、診断を受けなかっただけ

本人が生き苦しさを訴えることがなく、私も夫の強迫傾向が病的なもの・将来的に病気に発展する可能性があるものと気づいていなかったために、若い頃は精神科に相談する機会がありませんでした。

もし当時受診していたら、「強迫性障害」もしくはそれに類似する病名がついたのではないかと思います。

下記に夫の強迫傾向を示すエピソードを挙げます。

エピソードを読むと「その人、合ってなくない?」「なぜそんな人と結婚したの?」と思われるかもしれませんが、結婚前は夫の強い責任感と礼儀正しさだけが目に入っており、責任感・礼儀正しさの裏の側面が見えていなかったんですよね。

また、今思い起こすと、夫と付き合っていた頃の私には不安傾向・回避傾向が入り混じったところがあり、今思えば(結婚した後の数年間は特に)カサンドラ症候群だったかもしれません。これについてはまた別記事でまとめたいと思います。

夫の強迫性傾向① 几帳面でこだわりが強い

新婚時に最も驚いたのが、物の置き場所に関する夫の細かいこだわりでした。

典型的なO型気質で何事にも大雑把な私は、よく適当な場所に物を置いては夫を激怒させ、夫の爆発を発端として何度も大きな喧嘩をしました。

また、夫には「親を大事にしたい、孝行したい」という思いが若い頃からありました。

それ自体は良いのですが、私の義両親とのコミュニケーションの取り方が夫の頭の中にある「丁寧さ」「親孝行」の基準に達していないと、夫は機嫌を損ねます。

私が何か話すたびに義両親に対する話し方や振る舞いについて夫が難癖をつけて大喧嘩に発展するため、義理のお父さん・お母さんが遊びにきたり泊まりにきたりすると、私は身体がストレスで硬直するようになってしまいました。硬直で無言になり、それに対して夫が「さっきの対応はなんだ」と怒るという悪循環で、私は何も悪くない義両親と話すのをどんどん避けるようになってしまいました。

夫の強迫性傾向② 何かとネガティブに受け止める

夫はちょっとしたトラブルに見舞われると、ほぼ100%のケースでトラブル相手の行動を「悪意ある攻撃」と解釈します。

若い頃から、職場での上司や同僚とのトラブル、運転中の道路での小さなアクシデント、買い物をしたお店側の間違いなどをいちいち無駄に「自分への攻撃」と受け取っていました。

実は、この面では夫は今でもあまり進歩していません。

例えば直近のケースですが、子供の機嫌が悪くなった時に、「〇〇(子供の名前)は俺が嫌でたまらないんだ」、子供の気持ちが動転しているのに理由をなかなか話してくれない時に「〇〇にとって俺なんてどうでも良い存在なんだ」と、やたらと絶望的な見方をします。ただ単に子供自身の感情コントロールの課題なのに、自分に対するネガティブな意図として考えるのです。

夫の強迫性傾向③ 趣味がなく、ストレス解消が苦手

夫は若い時から、リラックスモードに入るのにかなり時間がかかる人でした。週末は短いので仕方ないとしても、長期休暇中も仕事モードから切り替えるのに半分くらいの期間がかかってしまいます。

また、読書・ランニング以外には趣味と呼べるようなものがなく「新しいことを始めてみよう」「新しいものを見に行ってみよう」という姿勢が驚くほどありません。

さらには、その性質について「俺は習慣性の生き物だから」と開き直っており、毎日ぐるぐる同じことばかりを繰り返して生活しているので、多趣味な人が多い環境で育った私は結婚当初、これにも驚かされました。

夫の両親や妹にも趣味と呼べるものが皆無で、これには育った環境も大きく影響している気がします。

まだまだあった、夫のリスク要因

実は、うちの夫には精神疾患リスク要因がまだまだありました。

長くなりますので、次の記事に続きます。

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