調味料アミノ酸等とは
加工食品の原材料欄によく記載のある「アミノ酸等」ですが、これはうま味調味料のL-グルタミン酸を指します。英語圏でMSG(Monosodium Glutamateの略称)と呼ばれる物質と同じです。
元々は日本の研究者が昆布の旨味の正体としてグルタミン酸を突き止め、これを化学調味料として工場で合成するようになりました。
アミノ酸等(MSG)は体に悪い
製造に至った上記の経緯から、「グルタミン酸は自然界に存在するから安全」と説明する方もいらっしゃいますが、実はうま味調味料として使われているのは自然界に存在するグルタミン酸の光学異性体であるL-グルタミン酸です(光学異性体とは平くいえば鏡に移したような左右対称の化学構造を持つ物質ということ)。よって、自然のグルタミン酸とは体内での代謝や働きが異なります。
アミノ酸等(MSG)の悪影響に関する数々の研究報告
アミノ酸等(L-グルタミン酸)に神経興奮毒性があることは割と広く認識されています。一方でアミノ酸等にはそれ以外のさまざまな悪影響も指摘されています。
ごく一部をピックアップすると、以下のような報告が医学誌で発表されています。
- 高血圧、肥満、胃腸障害、脳・神経系・生殖・内分泌系の機能障害との関連性
- 肥満、代謝障害、中華料理店症候群(頭痛,歯痛,顔面の紅潮,頸部や腕の痺れ,動悸など)、神経毒性、生殖器官への悪影響との関連性
- IBS(Irritable Bowel Syndrome、過敏性腸症候群)の一因となっている可能性:マウスをMSGに繰り返し曝露させると、生体外での急性MSG暴露による空腸求心性神経の感作につながる。
- エナメル質の石灰化、歯の萌出、唾液流量への悪影響(ラットの新生児を用いた実験)
- BMI増加、耳下腺容積の減少、唾液流量の減少等の悪影響(ラットを用いた実験)
数々の研究結果が公開されていますが、とりあえずこのくらいで止めておきましょう。
ざっくりまとめると、神経興奮毒性の他に肥満亢進効果、骨や歯への悪影響、生殖器への悪影響、心臓への悪影響が懸念されており、特に小さいお子さんには摂ってほしくない物質です。
他にも数々の研究結果が報告されており、躍起になってこれらを否定しようとする研究者(および資金面でそれを支援する産業)も存在するのですが、上記のような報告が多数ある以上、蓄積性も懸念されますし避けるに越したことはないと思います。
酵母エキスも身体に悪い理由
原材料表示によく見られる「酵母エキス」も、「アミノ酸等」(グルタミン酸ナトリウム)と実は同一なのではないかという懸念が指摘されています。
以前まとめたこちらの記事でチラッと述べたように、酵母エキスの製造に遺伝子組み換えのイーストが使われている可能性も指摘されています。酵母エキスもできるだけ避けたいですね。
アミノ酸等(MSG)を避けるためのおすすめ安心調味料
「アミノ酸等」はかなり幅広い加工食品に使われています。
生鮮食品から自炊していらっしゃって加工食品やスーパーのお惣菜類を滅多に購入しない方は、摂取を大方は回避しているはずです。
が、自炊派でもおそらくほとんどの方は醤油、麺つゆ、ケチャップ、とんかつソースなど市販の調味料を数種類は使っていらっしゃるのではないでしょうか。我が家も同様です。残念ながら、一般的な市販調味料にはほとんどMSGが添加されています。
調味料は食事一回ごとの使用量は少ないものの、一日平均して3回食事を摂り、それが毎日続くとなると蓄積が懸念されます。
ただ、一回ごとの使用量が少ないことを逆手に取ると、ちょっぴり高い無添加の調味料を使用してもお財布への打撃は限定的と言えます。
我が家では、とんかつソース、ケチャップ、カレールーなどに関して以下のような無添加調味料に「投資」するよう心がけています。
とんかつソース
安心なとんかつソースをお探しなら、パパヤさんと光食品さんがおすすめです。
スーパーマーケットで一般的に出回っている商品より高いことは確かですが、そもそも調味料は1回の使用量が少ないので長期間持ちます。我が家では子供がとんかつソース大好きですので、少しくらい高くても必要な投資だと考えています。
パパヤの有機とんかつソース
パパヤのとんかつソースは有機栽培のたまねぎ・ セロリ・ にんじん等を生のまま酵素の働きで溶かし込み、生野菜の旨味、香り、成分を引き出した濃厚ソースです。化学調味料等は一切使用していません。
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ヒカリ中濃ソース
光食品さんの中濃ソースは国産野菜・国産果物・国産米の醸造酢、天日乾燥塩、胡椒、ナツメグ、丁字、ローレル、桂皮等から作られ、ソースをあるべき姿でガラスのボトルに詰めてくださっています。
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マヨネーズ
元々マヨネーズは卵と酢をメインの材料として作るものなのですが、巷に出回る安いものの中には卵すら使用せず、血液をドロドロにする乳化剤で「マヨネーズらしき味と形態のもの」に仕立てている商品が多数存在します。
花兄園マヨネーズ
ちゃんと卵で作っているのに臭みがない無添加マヨネーズです。乳化剤も入っていません。卵から作っているとなると消費期限も気になりますが、冷蔵すれば6ヶ月持ちます。
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ケチャップ
ヒカリトマトケチャップ
こちらも私のおすすめは光食品さんです。
トマト、酢、砂糖、塩、玉ねぎ、ニンニクとスパイス類で作ったケチャップのあるべき姿で、300gあたり593円です。
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カレールー
フード・スナガ FINE CURRY FLAKE
安心安全のカレールーについては以前別記事により詳しくまとめましたが、ダントツのおすすめ商品はこちらです。
化学調味料や乳化剤を使っていないだけでなく、おからやココナツオイルでとろみを出しているため糖質オフ。
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めんつゆ
めんつゆに関しては比較的多くのメーカーが無添加商品を出しています。ケチャップやとんかつソースに比べれば自宅で自作するのが難しくない調味料ではありますが、小さなお子さんがいるなど使用頻度が高いご家庭では下記のような商品を常備しておいても良いですね。
出汁作り一筋のマエカワテイスト&食育インストラクターの店Q’sコラボ 国産天然出汁の万能つゆ
国産のイワシ煮干しとイワシぶし、国産鰹節、国産昆布、国産さとうきび、高知県の海洋深層水から採ったミネラルたっぷりの海塩など、原料にこだわりまくった食育インストラクター監修の安全めんつゆです。優しい味で、離乳食や小さなお子様のお食事に断然おすすめです。
マルマン醸造 食通のつゆ
大豆、さば節、鰹節、食塩、砂糖などだけで作ったシンプルで安全安心のめんつゆです。
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まとめ
神経興奮毒性、肥満亢進効果、骨や歯への悪影響、生殖器への悪影響、心臓への悪影響などが指摘されているのに日本ではあまりに幅広く食品に使用されている「アミノ酸等」。
こちらの記事では、できるだけグルタミン酸ナトリウムを摂取しないよう家に常備しておくと安心な調味料を紹介させていただきました。
今後も安心な商品を随時紹介させていただきますので、優良メーカーさんを応援していきましょうね!
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