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7歳児のかんしゃく ~ 家に帰ってきた途端に機嫌が悪くなる!発達上の理由と我が家の乗り切り方

7歳児のかんしゃく 健康に投資

7歳児のかんしゃく をネットのお悩み相談サイトで検索すると、かなりの数のお父さん・お母さんたちがこの現象で悩んでいらっしゃることがわかります。

実はこれ、英語圏では「ストロッピー・セブンズ」(日本語では「中間反抗期」とも呼ぶようです)と呼ばれるよく知られた事象です。多くの子どもたちが通る道なのですが、なぜか2歳ごろに起こる「イヤイヤ期」に比べると認知度が低く、心の準備ができていないが故に困惑する保護者の方も多いようです。

でも慌てないでください。

「中間反抗期」は7歳ごろ(6歳〜8歳くらいで起こるとするサイトが多いようです)の子どもたちが必ずと言って良いほど通る、発育の上で必要不可欠なプロセスです。

本記事では我が家の「中間反抗期」対策も紹介しています。

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7歳児のかんしゃく(我が家の場合)

我が家の娘は生まれてこの方本当に育てやすい子でしたが、7歳と数ヶ月の頃、急に扱いにくくなりました。

何かを手伝おうとすれば、「勝手にやらないでよ!」
手伝わなければ「ママが手伝わないから時間がかかった!もう〜イライラする!」

不機嫌を更に拗らせると、床に寝転がって手足をバタバタさせギャーギャー騒ぎ、それこそまるで「イヤイヤ期」に戻ったかのようなかんしゃくを起こします。

どこかで育て方を間違った?
気づかずに悪いもの食べさせてる?
まさか、発達障害?

と散々悩みましたが、担任の先生の話によると学校ではいい子にしているようです。また、他の家族には機嫌悪いところを見せず、どうやら娘が上のような発言・行動を取るのは私と2人きりの時だけのようでした。

正直なところ私はかなり凹んで、私が娘をイライラさせているならもう娘の前から自分が消えた方が良いのではないかとすら思い始めていました。

「中間反抗期」が7歳前後で起こる発達上の理由

上述のように7歳前後の子どもたちが突然反抗的な態度や言動を見せる現象を英語圏では「ストロッピーセブンズ」日本語で「中間反抗期」と呼びます。

この過程は有名なスイスの心理学者、ピアジェの発達理論でも説明されています。7歳という年齢はちょうど「前操作段階」(2~7歳)、「具体的操作段階」(7~11歳)と呼ばれる2つの発達過程の合間の過渡期に該当するのです。

簡単にいうと2歳前後の「イヤイヤ期」同様、7歳前後で子どもたちは新しい能力を獲得するため、それに伴うこれまで経験したことのない感覚や感情に困惑し出現するという説明のようです。

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ストロッピー・セブンズ(中間反抗期)の期間

中間反抗期の期間には個人差があり、一般的には数ヶ月から1年程度で収まることが多いとされています。しかし、当たり前ですが個々の子どもの性格や環境によって異なりますので、長く続いているからと言って過度に心配しないでくださいね。

「中間反抗期」が子どもたちが新しい発達段階に進んでいくための過渡期だと理解できていれば、期間の長さにかかわらず「そのうち過ぎ去る」と前向きに捉えることができると思います。

ストロッピー・セブンズへの対処法(我が家のケース)

思い詰めて「自分がいなくなった方が良いのではないか」とすら考え始めていた私ですが、これが次の発達段階に進むための過渡期だと分かってからは一気に心が楽になりました。

具体的な対処法はそれぞれのご家族の環境・お子さんの性格によって変わってくると思います。あくまで我が家の例ですが、以下の対策をとったことで娘の私(母親)への反抗が大幅に減り、地面に寝転んでジタバタするようなこともなくなりました。

ルーティンを変える

それまで娘は「宿題は学校から自宅に帰ってすぐ終わらせる」と自分で決めそれを真面目に実行していましたが、学校で疲れてイライラMAXの状態で帰宅し、宿題で更に疲れて私に当たり散らすという悪循環になっていました。そこで娘が落ち着いた状態の時にゆっくり話をし、学校から帰ったらまず水分とプロテインたっぷりのおやつ(一例がこちら)をとり、夕方16時ごろに宿題に取り掛かるという流れに変更しました。

境界線を設定する

我が家では、「かんしゃくを起こして自分や周りに危害を与えかねないような場合は叱る。それ以外は静かに見守る」と夫と話し合って決めました。娘がこれに該当する行動をとった時はキッパリと叱りつけます。叱った後は娘の感情が落ち着くのを待ってフォローするようにしています。

子どものやっていることに極力手を貸さない

我が家の7歳児の場合は「自分でやりたかったのに」「ママが余計なことをした」と言って暴れることが圧倒的に多かったため、何事にも極力手を貸さず、自分で何とかさせる方向に切り替えました。

学校に傘を持っていくのか行かないのか、長靴を履いて行くのかスニーカーにするのか、どんな小さなことでも自分で決めてその結果に対する責任を自ら取らせるようにしています。

子どもとの間にあえて距離を置く

それまでは仕事で東京に呼ばれても子どもの存在を理由に断ることが多かったのですが、現在は積極的に東京での会議に顔を出し、娘とベッタリの環境に風を吹かせるようにしています。

これにより娘の言動もだいぶ落ち着き、少し前までのように娘が甘えて抱きついてくることすら出てきました。

まとめ

「ストロッピー・セブンズ」「中間反抗期」は、7歳児が新しい発達段階に適応しようとする過程でほぼ必ず経験するプロセスです。

このことを理解するだけで親の心は楽になり、各家庭での対策が見えてくるのではないかと思います。

英語で書籍が読める方へはこちらの育児書もお勧めします。感情的になっている幼稚園児〜小学生のお子さんとのコミュニケーションに非常に役立ちます。

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