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糖質制限のおすすめ本 3選 糖質過多がなぜ人体に害を及ぼすか

糖質制限のおすすめ本健康に投資

糖質制限のおすすめ本 を厳選してご紹介します。

糖質制限を始めるにはまず、なぜ糖質過多が人体の理に適っていないのかを理解する必要があります。これを理解していれば行動が容易にはブレませんし、細かい情報に踊らされることもありません。

当記事に目を通しただけでもキモとなる部分が把握できるよう、各書籍の概要も簡単にまとめています。

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糖質制限のおすすめ本 3選

「人体600万年史」 ダニエル・E・リーバーマン

600万年の歴史の中で人間の活動がどのような変化を遂げてきたかを分かりやすく解説している歴史書です。この本を読むことで、人間の身体は糖質を大量に処理するようにはできていないという事実を根本的に理解することができます。

人類は長い狩猟最採集生活の中で、その時々で採れる多様な食材を探し回って少量ずつ分け合って摂取していました。人類の遺伝子は基本的にその頃から変わっていませんので、狩猟採集時代の人類のように2本脚で一日歩き回り、季節ごとに手に入る木の実や骨髄、肉類、魚介類など様々な食材を少量ずつ食べる生活が人体にとっての理に適っていることがわかります。

小麦などの穀物の生産が始まったのはおよそ1万年前で、600万年の歴史の中ではかなり最近の出来事です。更に穀物生産開始後も長い間多くの人々は穀物生産のために労働はしても成果物はお上に納税し、日常的に大量に穀物を消費する身分ではありませんでした。

米・小麦が一般人に大量に消費されるようになったのはごく最近のことで、これが現代の健康問題の一因になっている可能性を本書は指摘しています。

「ケトン体が人類を救う 糖質制限でなぜ健康になるのか」宗田 哲男

著者は妊娠糖尿病患者さんを糖質制限食で次々と自然治癒させている産婦人科医です。産婦人科を目指す前は地質調査に従事し、縄文時代の遺跡を研究していらっしゃいました。地質調査のご経験から穀物生産開始前の日本人の食生活を熟知しており(遺跡から出てくるのはクルミ、ドングリ、ウサギやムササビ)、更にご自身も糖尿病を発症したことで、現代人に多い糖質ばかりの食事に疑問を持つようになったそうです。

臍帯や胎盤内に高濃度のケトン体が見つかり一方さほど糖質は見つからないことから、胎児が必要とするエネルギー源はケトン体であり、糖質ではないという仮説を立てていらっしゃいます。糖質を抑え、脂肪とタンパク質を増やす食事を導入することで妊娠糖尿病は治癒し、胎児も正常に発育し産まれてきます。

このような研究内容を発表したことで、著者は糖尿病学会から散々な扱いを受けてきたそうですが、本書では糖尿病学会による糖質制限批判の論理のおかしさも細かく説明してくださっています。

「炭水化物が人類を滅ぼす 糖質制限からみた生命の科学」夏井 睦

日本在住の忙しい現代人が頭を悩ませずに手軽に糖質制限を始めるためには、この本が最も参考になると思います。ざっくりまとめると、本書は以下のガイドラインを提唱しています。

  • 「主食は必須」という考えを捨てる
  • 白米・玄米、小麦、蕎麦は避ける(我が家では量を抑えてある程度消費しています
  • 砂糖が味付けに使われていたらNG
  • 肉・魚・卵は◎
  • 大豆製品は◎
  • 葉物野菜は◎
  • きのこ類は◎(きのこ類はタンパク質も含有するため)
  • 根菜類:糖質が多いため可能であれば避ける
  • 果物:アボカド◎、あとは全てNG
  • 乳製品は◎
  • ナッツは◎、ただしジャイアントコーンは糖質の塊なのでNG
  • お菓子・スナック類はNG
  • 油類は◎
  • 手軽に糖質制限するために神経質にならず、揚げ物の衣程度の糖質は気にしない

ただし、本書が提唱しているのは手軽とはいえ割と厳しめの糖質制限です。我が家では「厳しく糖質制限すると眠れなくなる」という問題が発生しましたので、別記事にまとめた「ゆるゆる糖質制限スタイル」に落ち着いています。よろしければこちらもご参照ください。

まとめ

糖質制限に関する書籍は数多くありますが、基礎を理解するためのおすすめ本を3冊ピックアップし、紹介させていただきました。今後も更なる良書を見つけましたら本記事に追加いたします。

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